茶道具 定家詠花鳥十二ヶ月 数茶碗 十二客組 中村華峰 共箱 藤原定家 絵替わり
【サイズ】
直径12cm 高さ8cm
【状態】
新品
【付属品】
共箱 共栞 定家花鳥十二ヶ月の説明コピー 外化粧箱
【商品説明】
藤原定家が読んだ花鳥十二ヶ月の歌を図案化されたものを絵替わりの数茶碗に仕立てました。
十二碗にそれぞれの歌をもとにした鳥と花が描かれています。
画像は1月からの順番には並んでおりませんのでご容赦ください。
季節で楽しめる素敵な数茶碗になっております。
正月1月
柳
うちなびき春くるかぜの色なれや日を経てそむる青柳のいと
鶯
春きてはいくかもあらぬ朝といでに鶯きぬる窓の村竹
如月2月
桜
かざしをる道行人のたもとまで桜に匂うきさらぎの空
雉
かり人のかすみに たどる春の日をつまどふ雉のこゑにたつらん
弥生3月
藤
ゆく春のかたみとやさく藤の花そをだに後の色のゆかりに
雲雀
すみれさくひばりの床にやどかりて野をなつかしみくらす春かな
卯月4月
卯花
白妙の衣ほすてふ夏のきてかきねもたわにさける卯花
時鳥
郭公しのぶの里にさとなれよまだ卯花の五月待つ比
皐月5月
橘
郭公なくやさ月のやどがほにかならず匂う軒のたちばな
水鶏
まきの戸をたたくくひなの曙に人やあやめの軒のうつりが
水無月6月
常夏
おほかたの日影にいとふみな月の空さえをしきとこなつの花
鵜
みじか夜のう河にのぼるかがり火のはやくすぎ行くみな月の空
文月7月
女郎花
秋ならでたれにあひみぬをみなえし契やおきし星合の空
鵲
ながき夜にはねをならぶる契とて秋待ちたえる鵲のはし
葉月8月
鹿鳴草(萩)
秋たけぬいかなる色と吹く風にやがてうつろふもとあらの萩
初雁
ながめやる秋の半もすぎの戸にまつほどしきる初かりの声
長月9月
薄
花すすき草のたもとの露けさをすてて暮行く秋のつれなさ
鶉
人めさへいとどふかくさかれぬとや冬まつ霜にうずらなくらん
神無月10月
残菊
神無月しも夜の菊のにほはずは秋のかたみになにをおかまし
鶴
ゆふ日影むれたつたづはさしながら時雨の雲ぞ山めぐりする
霜月11月
枇杷
冬の日は木草こさぬ霜の色をはがへぬ枝の花をまがふる
千鳥
千鳥なくかもの河せの夜はの月ひとつにみがく山あゐの袖
師走12月
早梅
色うづむかきねの雪の花ながら年のこなたに匂ふ梅がえ
水鳥(鴛鴦)
ながめする池の氷にふる雪のかさなる年を大鳥の毛ごろも